
健康維持に欠かせない栄養素は五大栄養素と呼ばれる「タンパク質」「脂質」「炭水化物」「ビタミン」「ミネラル」ですが、カルシウムはこの中の「ミネラル」に該当します。
カルシウムは体内に最もおおく存在しているミネラルになり体重の1~2%を占めています。
今回はそんなカルシムについてご紹介させていただきます。
カルシウムの働きについて
カルシウムの働きで皆さんの頭の中で思い浮かぶのは「骨を丈夫にする」ことではないでしょうか。
骨の中で骨を作る「骨形成」と骨を壊す「骨吸収」が繰り返され、新陳代謝を行うことで骨が丈夫になっていきます。
その新陳代謝の際にカルシウムが使用されるため、カルシウムが足りていないと骨密度が低くなり、骨粗しょう症などの病気が発症しやすくなります。
他にも血液を凝固させて出血を抑えたり、心筋の収縮や筋肉の興奮を抑える働きにくわえ脳の神経細胞の活動にも深くかかわっています。
そのため、普段は不足することが無いように骨に貯蔵されていますが、血液中のカルシウムが不足してきたときには骨から供給されます。
このようにカルシウムは体の健康を保つためには非常に重要な要素の1つとなっています。
反対にカルシウムを摂取しすぎると?
カルシウムを過剰に摂取することで高カルシウム尿症、軟組織の石灰化、結石など様々な健康障害がおこります。ですが現在の日本人の食生活では摂取上限を超えることはまずありえません。
それがなぜかというと厚生労働省が実施している健康調査からも分かるように日本人のほとんどはカルシウムの摂取量が必要量に達していないからです。
ただしカルシウムのサプリメントなどを摂取している場合は超える可能性があるため、取りすぎには気を付ける必要があります。
健康調査から見る日本国民の摂取量
厚生労働省が実施している国民健康・栄養調査で日本人はすべての年齢に於いてカルシウムの摂取量が推奨量に足りていないことが分かっています。
昔は和食を中心に魚などを多くとられていたため、カルシウムはまだ摂取されていましたが、欧米化が進み洋食(お肉)を食べる方が多くなってきました。
ですが、欧米に比べ乳製品を食べる量が少ないため、どうしてもカルシウム不足に陥りがちです。
また表から見ても分かるように男女ともに学校給食がなくなる年齢以降にカルシウムの摂取量がぐんと落ち込んでいます。
男性/年齢 | 推奨値 | 平均値 |
7~14 | 800 | 676 |
15~19 | 800 | 504 |
20~29 | 800 | 462 |
30~39 | 750 | 395 |
40~49 | 750 | 442 |
50~59 | 750 | 471 |
60~69 | 750 | 533 |
70~ | 700 | 550 |
カルシウムの推奨値と平均値(mg/日)(男性)女性/年齢 | 推奨値 | 平均値 |
7~14 | 800 | 594 |
15~19 | 650 | 454 |
20~29 | 650 | 408 |
30~39 | 650 | 406 |
40~49 | 650 | 441 |
50~59 | 650 | 472 |
60~69 | 650 | 539 |
70~ | 500 | 520 |
カルシウムの推奨値と平均値(mg/日)(女性)カルシウムを摂取するには
カルシウムは牛乳やチーズなどの乳製品、小魚や海藻などに多く含まれます。
カルシウムを多く含んでいる食品といえば牛乳になりますが、牛乳はコップ1杯(200mg)にカルシウムを220mg含有しています。煮干し(10g)で220mg、昆布(10g)で76mgです。
ですが、カルシウムは非常に吸収効率が悪く牛乳で約40%しか吸収することができません。
小魚で33%、野菜で19%といわれています。
そのためカルシウムの吸収効率を高めるためにはビタミンDも必要になります。
ビタミンDは腸管からのカルシウム吸収をサポートします。
吸収率が高いオリゴペプチド
オリゴペプチドについては別記事でご紹介しますが、オリゴペプチド状の商品は小腸から100%吸収することができると言われています。
弊社のアミテクトナノはカルシウムを70mg(10g)含有していてオリゴペプチド状までナノ化しています。
そのため吸収効率を考えると牛乳と変わらない量のカルシウムを吸収することができます。
また特殊製法により低カロリーで脂質は0gの為、ダイエット中の方や牛乳が苦手な方や牛乳を飲むとお腹をこわしたりする方にもおすすめできる商品です。
まとめ
カルシウムは日常生活に欠かせない五大栄養素の1つです。
ですが昨今の食生活の変化によりカルシウム摂取量は減少してきています。
またカルシウムは吸収効率が悪いためよく食べているつもりでも実は吸収されずに必要量に満たしていない可能性もあります。
そのためビタミンDなどを含む食品を一緒に食べるかアミテクトナノのようにオリゴペプチドまで細かくナノ化されている商品などでカルシウム不足を解消していきましょう。