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  • 清掃・洗浄
  • 2024.04.17

水酸化ナトリウムやカリウムの洗浄商品について

アルカリ洗浄剤のなかでも苛性ソーダや界面活性剤を使用していない洗浄剤が出てきています。そのなかで水酸化ナトリウム、界面活性剤を使用していないから安全!と記載されている商品があります。
その商品とミラクルクリーナーZの違いは何かをお客様から聞かれることがありますのでその内容をお伝えします。

そもそも水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)とは?

水酸化ナトリウム(別名:苛性ソーダ)は毒物及び劇物取締法に該当する化学物質になります。
水酸化ナトリウムなどの毒物劇物は身体を害する作用があり、購入や使用方法に当たっては注意が必要となります。
アルカリ洗浄剤の一部の商品には水酸化ナトリウムを使用した強アルカリの洗浄剤があり、皮膚についたり目に入ったりすると大変危険です。

また水酸化ナトリウムは塩酸や硫酸などの酸性タイプの洗浄剤が混ざると塩素ガスが発生します。
塩素ガスは毒ガスとして使用されてるぐらい有毒な為、水酸化ナトリウムを取り扱う際は非常に注意して取りあつかう必要があります。

水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)以外の強アルカリ洗浄剤について

上記のように水酸化ナトリウムは取り扱いが難しく、非常に危険なため他のアルカリ洗浄剤にも「水酸化ナトリウム不使用」などの文言で販売されている商品があります。
その中でも「強アルカリ電解水」「カリウムを使用した洗浄剤」について説明させていただきます。

強アルカリ電解水について

塩化ナトリウム(食塩)水溶液を電解槽で電気分解をすることによりマイナス(陰極側)に生成されるpH11前後の水をアルカリ電解水と呼びます。
プラス(陽極側)に生成されるph2.7以下の水を強酸性次亜塩素酸水と呼びます。

この方法で生成されたアルカリ電解水、実は水酸化ナトリウムを含んでいます。
pH12を超えるような強アルカリ製品が多く、pH12以上の強アルカリ水は素手で触ると肌が化学火傷を起こす可能性があり、ゴム手袋が必要になります。

また安全性の1つに「有機物や空気に触れると中性に戻る」と記載がありますが、開封して空気に触れると徐々にpHが中性に戻ってしまいます。pHが中性になるということは汚れ落ちが悪くなるため、長持ちせず作り立ての強アルカリ電解水ならまだしも時間が経ったものは清掃に使用しにくくなります。

炭酸カリウムを使用した洗浄剤について

「水酸化ナトリウム不使用」「電解しても水酸化ナトリウムは発生させない」などの文言で販売されている商品もあります。
確かに水酸化ナトリウムや食塩を使用していないため、水酸化ナトリウムは発生しませんが炭酸カリウムを電気分解すると「水酸化カリウム(別名:苛性カリ)」という物質が生成されます。

水酸化カリウムは水酸化ナトリウム同様、毒物及び劇物取締法に該当する化学物質になるため、水酸化ナトリウムと同様に取り扱いに気を付ける必要がある成分です。
また酸性タイプの洗浄剤と混ぜ合わせるとこちらも塩素ガスが発生します。

まとめ

水酸化ナトリウム以外でも含有している成分、電気分解に使用した化学物質などにより有毒な成分が生成されている可能性があります。
含有量が少ないからといって安全なわけではなく、危険度が減少しているだけで取り扱いに気を付ける必要があることは変わりません。
弊社のミラクルクリーナーZは水酸化ナトリウム、水酸化カリウムは発生せず、毒物劇物にもあたりません。
また酸性タイプの洗浄剤と混ぜ合わせてもpHは中性に寄りますが塩素ガスなどは発生しません。
実際にビルメンテナンス業者様などでいろいろな洗浄剤の助剤として混ぜ合わせている業者様も多くいらっしゃいます。
アルカリ洗浄剤をお探しの方は是非ミラクルクリーナーZをご検討ください。